globeの「Remode 1」
globe20周年のなかリリースされた「Remode 1」。
過去の曲のリミックスなのだが、それがとてもとても素晴らしかった。
KEIKOはリハビリ中で新曲を出すのは難しいから、ここ何枚かこういったリミックスという形で作品を発表しているglobe。
その中でも僕はこの「Remode 1」が一番好きだ。
かつてはすぐに廃れる流行音楽などと言われたこともある小室サウンドだが、オリジナルバージョンを今聞いてもglobeの曲はかっこいい。
それを今のサウンドで原曲の持つイメージを完全に壊すのではなく、アップデートしているという感覚だろうか。
特に良かったのが「Face Places」「Is this love」。
「Face Places」はglobeの中でもかなりの高キーの曲なのだが、そのKEIKOのボーカルがとても良く聞こえるので、どんだけポテンシャルのある歌手なんだ!と改めて驚かされる。
そして幼き頃の僕はマークの部分要らないなぁ〜などと思ってたこともあったのだが、これを聞いて絶対に必要だと確信した。
マークの「感覚なくなるまで支配したい〜」のパートめちゃくちゃかっこいいじゃないか。
そして緩急をつけるのにやっぱり最近のEDMというか、シンセバリバリのトラックメイクは効果的だ。
最高に高揚する仕上がりの「Face Places」が聞ける。
展開があるので7分27秒がアッという間だ。
そして「Is thie love」。
抑えめなトラックでアルバムの最後を締めくくる。
僕はこの曲の「キュンとなったあの頃は〜」の部分が好きなのだが、そこのリズムのところがとても良い。
今までそこまで好きじゃなかったこの曲が大好きになった。
おそらくこのアルバムの中では一番オリジナルバージョンと違和感なく聞けるんじゃないだろうか。
やっぱり当時も今も小室哲也は凄いんだと改めて思わせてくれるアルバムです。