つれづれなること

日記です。

NHKスペシャル「きのこ雲の下で何が起きていたのか」を見て

終戦から70年の今年。

戦争関連番組が各局放送されてますが、昨日夜中にNHKでやっていた「きのこ雲の下で何が起きていたのか」はちょっと新鮮で見ごたえがありました。

この番組は広島の原爆投下直後の写真から、そこに写っている人にその瞬間の詳しい状況をインタビューし、さらにはその写真から動画を作成するという、今までに見てきた戦争関連の番組とはちょっと異なる切り口の構成です。

僕がまず驚いたのは、写真を立体化する技術の凄さ。

これが本当に鮮明な動画になっていて、その技術にまずは面食らいました。

こんな事が出来るのか!とよくよく考えたら昨今のCGの技術的には普通なのかもしれないんですが、何しろ白黒写真から動画になっていくのはインパクトがありました。

何かそこの匂いとか空気感が伝わってくるかのような、よくドラマなどで再現していますが、それとも違ったリアルさのある映像だったと思います。

夜中に驚いて釘付けになってしまったほどでした。

そして被爆された方々へのインタビューでは、その時近くにいた人を助けられなかったことが70年経った今でも詳細に思い出させるほどに深く記憶に刻まれていて、その時に感じた思いは死ぬまで続くという旨のお話が大変辛く感じました。

戦後70年。

その時大人だった人は少なくとも90歳以上、10歳だった人も80歳です。

こういった詳しい実体験を話していただける機会を作るのも次の80年の時にはなかなか難しくなっていくのではないかと思います。

せめてこういう番組がやってる時は見て、実際に体験された方の言葉を受け止めることは大事ですね。